11嫁姑の岩(よめしゅうとめのいわ)

岩破の伝説と嫁姑の岩について

「昔、この地区に牛追いをする若者が住んでいました。働き者で遠く阿波の国まで行って牛を借りてきて田を耕していた(借耕牛という)、そのうち阿波で娘さんと仲良くなりとうとう牛に乗せて帰ってきました。当初はなごやかに暮らしていたが、生活習慣の違いから次第に不仲となり喧嘩するようになった。ある日、包丁で大根を切っていた時、姑に注意されカアッとなって嫁は「こんな包丁で何が切れるものか」と言ったところが、姑は「切れんと言うなら切ってみせようか」と言って、裏山の大きな岩の前へ立っていっきに切り下ろした。すると見事に二つに割れてしまった。このことが岩破の地名のおこりと言われています。

この昔話にある嫁と姑の岩は元は別々の所にありましたが何時か仲直りの証としてこの地に置かれるようになりました。

見事に二つに割れた岩の跡

  

近くにある嫁と姑の岩

 

 

現地投稿写真