28出具岳(でこだけ)

出具岳(でこだけ)について

明治6年(1873)に作成した城池の図面に出具岳(でこだけ)と書かれています。

この地方では人形のことを「でこ」とか「でこさん」と呼んでいたようです。

昔、まだ城池が現在のような形でなかった頃、阿波の「人形使い」がここの岳に落ちて死んだそうです。

その「人形使い」は地域の人達にも親しまれていたようで、その徳を偲んでそれから「でこだけ」の名前が付いたと言われています。このあたりを掘るとたくさんの人形が出てきた、という言い伝えも残っています。

  

城池が造られて姿を変えた現在の出具岳、

 

昔の悲しい話が残っています。

 

現地投稿写真