44立江地蔵(たちえじぞう)
立江寺(たつえじ)について
第十九番立江寺の堂宇 |
県内の写し霊場でも見られることですが、
十九番立江寺は特別篤く祀られています。
菅沢でも専用の堂が建てられ、中に丁寧に安置されています。
立江寺の本尊が地蔵菩薩であり、延命地蔵と考えられていたことと、明治三十九年(一九〇六)頃より立江地蔵に参拝すれば、
諸病難病が全治するという話が広がって参詣者が盛んになり、
明治四十年(一九〇七)四月、熊野慶蔵、熊野粂蔵が小さな堂宇を建立しました。
九月には菅沢安五郎、熊野粂蔵、熊野熊三郎が発起人となり二間半と二間の通夜堂を建立し、毎月十日と二十三日を縁日として信者は通夜しました。
往時は大きな芝居もあり賑わっていたそうです。