4公淵(きんぶち)

むかし、屋島であった源氏と平家の戦いでやぶれた平家の公達(きんだち)(侍)がこの地まで逃げてきました。

ふと、小さな池の中をのぞいて見ると、多くの友達や姫達がいるではありませんか。

こちらを見て呼んでいるように見えました。

「おおい、今いくぞ」と言って水の中へ飛び込んでしまいました。

一瞬(いっしゅん)月の光がくだけて飛び散り、底なしの淵はふたたび元の静けさにもどりました。

人々はこの淵を公淵と呼ぶようになったそうです。

それから何回も修築されて、今のような大きな池になりました。

  

公渕池のイラスト

 

青い水と美しい現在の公渕池

 

  

公渕池の説明版

現地投稿写真